ミニ四駆界で活躍する4団体がコラボレーションして企画されたスペシャルなミニ四駆レース、「HDFな奴ら(ハイパードラゴン風呂な奴ら)」を2018年9月16日(日曜)に奈良県大和高田市にある「さざんかホール」にて開催いたしました。

「ヨンクなマンが集まったら面白いかも?」というちょっとした会話から スタートした今回の企画。まずケーブルテレビのベイコムで放送されている「ハイパーダッシュ基地」のクウ・リキさん、奈良で親子レースを運営する「DRAGON GP」(以下:DGP)のKTさん、京都の旭湯で行われている「風呂四駆」などを運営する「西院組」のRヨシダさん、そしてTwitterで人気のミニ四駆エッセイ漫画を連載する「ヨンクな奴ら」の作者専務さんと、4人の「ヨンクなマン」によるコラボレーションとして実現。それぞれの団体の特色を活かした企画レースとコンクールデレガンス(以下:コンデレ)、オープンクラスを開催いたしました。

開場

前日に搬入とコース設営行い、イベント当日は会場オープンと同時に受付を開始、約150名の参加者の皆さまにお越しいただきました。
また会場には定番のタミヤ社ジャパンカップジュニアサーキット(以下:JCJC)を1セット設置。自由に遊べる場所として開放し、多くの子供たちが仲良く走らせていただきました。

開会式

ほぼ予定通り10時頃から開会式を行いました。MCはDGPのまつもとしんやさんと西院組のRヨシダさんの二人が担当。DGPアシスタントの松下花さんによる開会宣言に続き、ヨンクなマンが4人が大集合!ということで、ヨンクなマン対決レース(試走式)・・・を予定してたのですが、ここで「ヨンクな奴ら」のニゴオさんも緊急参戦して、ヨンクなマン5人による試走式となりました。

ニゴオさんとセンムさんがお二人でミニ四駆レースに参戦するのは久々とのことで、ヨンクな奴らの漫画の世界でもなかなか無い、レアケースな状況に(笑)

そしてこのヨンクなマン対決を制したのは、先日開催された風呂四駆でも優勝された
ハイパーダッシュ基地のクウ・リキさんでした!さすがですね!
そしていよいよ各クラスのレースがスタート!レースでは熱いバトルが展開されました。

1.DGP企画:親子電池バトンリレー

ノーマルモーター、プラローラー、パーツ加工不可のノーマルモータークラスレギュレーションのマシンを使用し、かつ親子(もしくは大人+子供の組み合わせ)で電池をバトンにしてレースを行いました。

まずは子供がマシンをスタート、3週走行したマシンをキャッチ(親子どちらでも可)し、電池を親のマシンに入れ替えて、再び同じレーンにからスタートして3週の合計6週を早く走り切ったチームの勝利となります。
24組の出場組での予選を行い、予選1位を取った8組で決勝トーナメントを戦いました。

電池交換に手間取り順位が入れ替わる、F1ピットバトルのような展開や、子供マシンのキャッチのタイミングを間違えたり、最終週で親マシンがコースアウトしたりして親御さんが子供に怒られたり、と波乱の展開で、親子皆で一喜一憂する楽しく盛り上がるレースとなりました。

<リザルト>
優勝:たまはる選手&たまけん選手
二位:わかな選手&タカ選手
三位:RIO選手&龍選手

2.西院組ジャストタイムアタックレース

ラップタイマーでの周回時間を計測し、指定されたタイムにどれだけ近いタイムを出せるか?を競うこの競技。セッティング能力が問われるクラスです。

小数点以下2桁(!)まで同じタイムを出した方には「ジャストタイム賞」、プラスマイナス0.5秒までのタイムの方には「ニアタイム賞」という二つの賞を用意。難易度のかなり高いこのルールに、関西で活躍する凄腕レーサーたちが挑戦しました。

結果、ジャストタイムこそ出ないものの、ニアタイム賞が続出!! ニアタイム賞の賞品が底を尽きるという予想外の事態も発生しましたが、最終的には23名のレーサーの方々がニアタイム賞を受賞されました。なお、一番ジャストに近かったタイムは0.02秒差!素晴らしい!

3.コンクールデレガンス

コンクールデレガンス(以下・コンデレ)は開場と共に受付を開始。受付締切の11時までに、合計25台のマシンの方がエントリーいただきました。

昼休憩の時間を使い、コンデレの結果発表がスタート!DGPコンデレ担当タマオさんとゲスト審査員としてムラサキワークスの村崎さんの二人が、エントリーされた各マシンを解説していきました。

今回コンデレの賞として用意されたのが、運営スタッフ全員の投票を集計して決定する最優秀賞「HDFな奴ら賞」、そしてコラボの各4団体「H、D、F、Y」のコンデレ担当者が選ぶ各賞を設定しました。


HDFな奴ら賞(最優秀賞)
TAKE_bdさん
作品名:「DCR-01+」
オレンジのカッコいいカラーリングとモデリング技術で、ダントツの得票数でした!


H=HYPERDASH基地:クウ・リキ賞
うらかたさん
作品名:「スパイダー95」
あの頃のセッティングを再現したマシンがクウ・リキさんの当時の記憶に刺さる!


D=DGP:タマオ賞
抹茶ぱふぇ(森野ぐりん)さん
作品名:「鹿せんべい四駆」
奈良と言えば!の組み合わせを見事に再現。奈良県民にはたまらない逸品です。


F=風呂四駆:西院組ハヤシ賞
ピエールさん
作品名:「トライダガーXX JC2018 SPECIAL」
「JAPAN CUP 2018」の文字部分、ホイールの内側の黒い部分などが印象的!


Y=ヨンクな奴ら:専務賞
パルモ図工部さん
作品名:「お稲荷コンコンさん」
センムさん曰く「直感というか、お稲荷様と目が合ってしまった!」とのこと。通じ合う何かが!

またコンデレ発表の後は、有名コンデレレーサーたちのコンデレ作品によるゲスト展示も行われました。ムラサキワークスの村崎さん、CA@インサイ会長さん、森野ぐりんさん、DGP運営メンバーのタマオさん、さらにはSENMU2106さん、ひなさんなど、タミヤのジャパンカップなど公式大会の入賞マシンが多数集まる贅沢な場となりました。

4.お楽しみ抽選会

コンデレ終了後には、キッズ・ジュニア限定で行われた「お楽しみ抽選会」。なんと13個の賞品を用意!35人のうち3人に1人は当選するという大盤振る舞いです!子供たちのエントリーNo.を実況しながらアプリで抽選、番号発表をするたびに子供たちの歓声が上がる中、大変盛り上がりました!

5..DGP×西院組 対決レース

午後から始まるオープンクラス予選を前に、DGP企画のAコース、西院組企画のBコースを解説する、西院組Rヨシダ&DGP KTの二人。途中から解説に熱が入り、それぞれの団体メンバーのどちらのマシンが速いのか?の話になり、だんだん険悪なムードに・・・。

「じゃあ、お互いの団体から2名ずつ出して白黒つけようじゃないか!」ということで、西院組からはラジ四駆とそのグレードアップパーツ(当然絶版のレア物)、DGPからはスーパーアバンテ-アジアチャレンジ(催事以外では国内未発売)という、お互いレアキットを賭けて、負けたチームのキットは参加者の方に抽選でプレゼントをすることになりました!と、ここまでは筋書き通り(笑)

そしてそれぞれのレーサーが2名ずつ出場してレース!!なのですが、DGPは「からあげクン仮面」と呼ばれる謎の正義の味方が登場(笑)
しかし勝負は本気です!!お互いのレアキットを賭けて、いざレーススタート!!

・・・結果は、2対0のスコアで西院組の完全勝利。
DGPの出したレアキット「スーパーアバンテ-アジアチャレンジ」は来場のお客さんの中から抽選、当選したジュニアの子供さんにプレゼントされました(笑)

6.オープンクラス(キッズ・高校生・ジュニア・大人 混走)

大人・高校生・ジュニア・キッズが混走で争われるオープンクラス、俗にいう「ぐるぐる形式」での予選がスタート!、用意されたDGPレイアウトのAコース、西院組レイアウトのBコースと、2つのコースから、参加者が自分の好きなコースを選んで予選にチャレンジしました。先に2勝をした27名の選手が予選を通過し、決勝トーナメントへ挑戦権を獲得しました。

いよいよ27名のハイレベルな選手を迎えて始まった決勝レース、1回戦目から高い次元での好バトルを展開!その後、二回戦、準決勝とコマを進めて決勝まで勝ち上がったのが、SiN選手、ヒロ選手、だーさん選手の3人!!

そして、決勝レースがスタート!!ほぼ3台のマシンが大差もつかず、サイドバイサイドどころかスリーワイドでの争い!白熱のレース展開で熱いバトルが演じられました!結果、決勝を制して優勝を飾ったのはSiN選手!!各セクションごとに会場内が沸き立つ、決勝戦に相応しい素晴らしいレース展開でした。

<リザルト>
優勝 SiN選手
2位 ヒロ選手
3位 だーさん選手

最後に

今回、もう少しゆったりと各レースを楽しめるようにしたかった思いはあったのですが、会場の時間の都合上、走り足りないと感じた方もいらっしゃったのかと思います。2つのコースでのレース同時進行による混乱、オープン予選では長い待ち時間ができてしまったりと、運営中の不手際もございました。参加者の皆さんにはご迷惑おかけ致しまして申し訳ありませんでした。また多くの人に楽しんでもらえるよう、より良い環境を作っていきたいと思いますので、これに懲りず何卒よろしくお願いいたします。

また、今回コンデレのゲスト作品の展示にご協力いただきましたコンデレレーサーのみなさん、快くマシンをお貸し頂きありがとうございました。普段見れない高レベルなコンデレマシンを見れて良かったと参加者の方々の声もいただいております。

そして今回のイベントにたくさんの賞品を協賛・支援いただいた、RacingBAR100Rさん、吉本製麺所さん、ミニ四駆サーキット・ベテルさん、近藤畳店さんをはじめ、賞品の支援いただいた沢山の皆さん、本当ありがとうございました!賞品はすべて入賞の副賞として活用、また抽選会で子供たちにもたくさんプレゼントさせていただきました。特に抽選会では「あれ欲しい、○番!○番当たれ!」なんて子供たちの叫びが漏れ聞こえてました(笑)

最後に、サプライズ出演で遠方からご来場頂いたセンムさん、ニゴオさん、ありがとうございました。漫画でのレポートを楽しみにしております!

最後に、4団体のコラボイベント「ハイパードラゴン風呂な奴ら」にご参加頂いた皆様、お越し頂き本当にありがとうございました。色々不備もございましたが、何とかイベントを終えることが出来ました。これも応援、ご支援頂いている方々のおかげです。この場を借りてお礼申し上げます。

また、ハイパーダッシュ基地・DRAGON GP・西院組・ヨンクな奴らの今後の活躍にご期待ください!