レースリポート



2017年10月末から企画をスタートし、12月8日に開催発表をしたこのDRAGON GP。Round.1<Winter>として2018年2月4日(日)にレース当日を迎えました!

Round.1の会場は、橿原中央公民館別館の軽運動室。会場には早めに到着いただいた方もいて、コース設営のかたわらピットエリアも急いで準備!まずはMCのまつもとしんやさんとアシスタントの松下花さんによる開会宣言に続き、主催の龍からのご挨拶。そしていよいよレースがスタート!最高5度という寒い日で、外は風が強く雪が降る軽い吹雪状態の中にもかかわらず、各レースでは熱いバトルが展開されました。

1.ノーマルクラス(キッズ・ジュニア)

一般発売されているキットをそのまま組み上げたマシンで競われるノーマルクラス。キッズ・ジュニアの参加者25名が出場したこのレースは、勝ち上がりトーナメント形式で争われました。
予選を勝ち上がって優勝したのはシュン選手!お友達に教えてもらいながらこのマシンを組み上げ、今回が初のレースデビューだったそうですが、なんと優勝の快挙!次世代レーサーの誕生と成功の瞬間でした。

<リザルト>
優勝:シュン選手
二位:しょうま選手
三位:ハル選手

2.改造限定クラス(キッズ・ジュニア)

2,000円という限られた費用の中でマシンをカスタムするというルールの中で争われる「改造限定クラス」のキッズ・ジュニアによるレース。16名のキッズ・ジュニアたちのチューニングの方向性がレースの結果に大きく反映されるこのレース。
ノーマル車クラスより早い速度域での熱いバトルを制して見事優勝したのは、えいた選手でした!

<リザルト>
優勝 えいた選手
二位 RIO選手
三位 タクマ選手

3.改造限定クラス(大人)

2,000円の費用でカスタムしたマシンで争われる限定改造ルールの大人クラス。ベースキット選びも非常に重要です。
22名の出場者の中から今回優勝したのは、限定レアキットの「エクスフローリーレッドスペシャル」をベースにしたはんたく選手!オープンクラスと比較しても遜色ないレベルのスピード域でのバトルが展開されました。また三位のヒロ選手は、なんと静岡からの参加で見事に入賞です!

<リザルト>
優勝 はんたく選手
二位 局長選手
三位 ヒロ選手

4.オープンクラス(キッズ・ジュニア・大人 混走)

大人・子どもが混走で争われるオープンクラスは、俗にいう「ぐるぐる形式」での予選からスタート。58名のエントリーの中、当初予選は一人2回ずつ走行予定だったのが、最終的には4回目の走行までもつれ込む熱戦が繰り広げられました。
そして予選を勝ち上がった27名による勝ち上がりトーナメント形式での決勝レースがスタート!さすがはオープンクラス、出場者の皆さんのマシンはとても速い!そのハイレベルな速さでの争いを制したのはJパパ選手!!上位入賞者3台のマシン全てがサンダーショットJr.のポリカボディという結果でした(笑)

<リザルト>
優勝 Jパパ選手
二位 ゆうた選手
三位 ノム選手

他にも多数のイベントを開催

今回、DRAGON GPを運営するうえで課題だったのが、レース以外の企画。子どもと大人のクラス分けをすると、どうしてもレースの間に待ち時間ができてしまいます。
「レース以外にも楽しめるところが欲しい、1日中楽しんで欲しい!という想いから、待ち時間でも色々と楽しんでいただけるよう、フリー走行コースの設置と有志によるマシン展示、さらにキッズ・ジュニア限定でのジャンケン大会やお菓子の配布などを行いました。

フリー走行コース


その昔「パチ四駆サーキット」とも呼ばれたアリイ社の「大回転ウルトラ四駆サーキット(以下:大回転)」を設置、またもう一つ定番のタミヤ社のジャパンカップジュニアサーキット(以下:JCJC)を1セットずつ設置しました。
大回転コースは、ブレーキがある大人マシンがその餌食になりループが登りきれないマシンが多数発生!むしろ大人の方が夢中になって走らせている人も大変多かったです(笑)JCJCは子どもを中心に大人気!大人がレースを楽しんでいる間に子どもたちが和気あいあいと常に誰かがマシンを走らせていました。

マシン展示


子供たちに「こんな改造方法もあるんだよ!」というミニ四駆の可能性を伝えたいと思い、運営メンバーによる作品展示を行う予定でしたが、DRAGON GPの趣旨に賛同いただいた有志の方々が「自分のマシンも展示していいよ!」と言って下さり、その結果、公式大会での受賞マシンをはじめ誌面を飾ったマシンなど、ハイレベルな展示作品が並ぶことに!自主レース展示のクオリティにしては高すぎます(笑)ご縁って本当にありがたいですね。

ジャンケン大会(キッズ・ジュニア)


キッズ・ジュニアを対象にしたジャンケン大会を開催!全国からDRAGON GPにご支援をいただいた方々からご提供いただいた、さまざまな豪華賞品をめぐって熱いじゃんけんバトルが繰り広げられました!
ちょっと(かなり)レアなパーツなども賞品として用意され、6人の子供たちにパーツやキットをプレゼントしました。

お菓子・ドリンクの配布


「参加賞として子どもたちに配ってあげて!」と協賛品として頂いていたお菓子やスポーツドリンクなどを、キッズ・ジュニアの参加者に配らせて頂きました。やはりお菓子やドリンクは子どもたちには鉄板の人気アイテムですね!

主催:龍より

素晴らしい仲間たちや全国からのご支援を経て、ようやく実現にこぎつけたDRAGON GP。初めてのイベント運営でこちらも至らぬ点も多かったと思いますが、参加者の皆さんのご協力のおかげで無事に開催することができました。本当にありがとうございました。

参加いただいた方々に「楽しかった」「また来たい」と言って頂けたこと。
跳び跳ねて勝利を喜ぶキッズの姿。
大回転(パチ四駆)サーキットで楽しそうに遊ぶ大人の姿(笑)

今回このレースが実現できて本当に良かったと感じています。
また、忘れ物や落とし物・放置ゴミも全くありませんでした。これだけの参加人数だったのに凄いことだと思います。

ただ、運営体制やスタッフ配置など、多数の反省点もありました。今後はこれらを改善してより良い運営体制をめざします。

最後になりますが、全国の支援者の皆さんには本当に感謝しています。我々の想いに賛同して下さり「参加した子どもたちへのプレゼントに」と、賞品やレンタルマシン用のキットや工具など、さまざまな支援品を送ってくださいました。頂いた支援品はキッズ・ジュニアの入賞者への賞品として使わせて頂いております。

今回の開催で見えたさまざまな改善点を織り込みつつ、より良い企画をめざしていきたいと思いますので、今後ともDRAGON GPをよろしくお願いします。

皆さん本当にありがとうございました!次回開催でお会いしましょう!