レースリポート

今回のDRAGON GP Round.2 <SPRING>は、ミニ四駆エッセイ漫画で有名な「ヨンクな奴ら」さんとのコラボレーション「DRAGONな奴ら」として、2018年5月20日に橿原中央公民館別館の軽運動室にて開催されました。

開場前から到着する参加者の方々も多数いて、会場はすでにヒートアップ!10時より受付を開始し、予定の10:30より少し遅れて開会式を迎えました。

開会式・始走式

MCの「まつもとしんや」さんとアシスタントの「松下花」さんによる開会宣言・ドライバーズミーティングに続き、今回『ヨンクな奴ら』作者の専務さんからお借りした「ヨンクな奴ら号(レース用)」と、この日のためにMCの二人が作ってきたミニ四駆による、「始走式レース」が行われました。

結果は、なんと専務さんの「ヨンクな奴ら号」が一位でフィニッシュ!!記念すべきコラボ回で見事な勝利を飾られました!

そして、いよいよレースがスタート!
各レースでは、それぞれ熱いバトルが展開されました。

1.ノーマルモータークラス(キッズ・ジュニア)

ノーマルモーター、プラローラー、パーツ加工不可のレギュレーションに沿ったマシンで競われるノーマルモータークラス。キッズ・ジュニアの参加者26名が出場したこのレースは、勝ち上がりトーナメント形式で争われました。
予選を勝ち上がって優勝したのは、なぎ選手!

<リザルト>
優勝:なぎ選手

二位:ユウマ選手

三位:すばる選手

2.改造限定クラス(キッズ・ジュニア)

2,000円という限られた費用の中でマシンをカスタムするというルールの中で争われる「改造限定クラス」のキッズ・ジュニアによるレース。18名のキッズ・ジュニアたちのチューニングの方向性が結果に大きく反映されるこのレース。
ノーマル車クラスより速い速度域での熱いバトルを制して見事優勝したのは、ハル選手でした!

<リザルト>
優勝:ハル選手

二位:はる選手

三位:つとむっち選手

3.コンクールデレガンス

今回新たな企画の一つとして取り入れたコンクールデレガンス、通称コンデレ。様々に装飾されたマシンが集結!スタッフ想定外のハイレベルな作品が17台も集まりました。

運営スタッフの投票を集計して決定する「DGP賞」を獲得されたのはジョンガリ選手。
MCまつもとしんやさんが選んだ「MCまつもと賞」はオニキス選手。
MC花ちゃんが選んだ「MC花賞」はちゃま選手。
運営スタッフタマオさんが選んだ「タマオ賞」はピヨリーな選手。
また、「特別賞」としてみき選手とえり選手が選ばれました!

惜しくも選外になってしまったマシンも非常にキレイに作られており、このまま持って帰ってしまいたい!(笑)くらいのクオリティな作品ばかりでした!

4.ワイルドクラス

新企画第2弾はワイルドミニ四駆による障害物コースでのレース。普段あまり走らせる機会のないワイルドミニ四駆を、思う存分走らせられるコースを設置しました。
コースには奈良の地場産業や観光名所などを意識してもらえるよう、二上山や古墳、そうめんなど、奈良にちなんだセクションを多数用意し、レースは走破距離で競いました。
本番一発勝負のレースで、なかなか完走率が低く、完走できたのは1位のナカノ選手の1台のみ、という難コースでした。

<リザルト>
優勝:ナカノ選手

二位:つばさ選手
三位:はる選手

5.改造限定クラス(大人)

2,000円の費用でカスタムしたマシンで争われる限定改造ルールの大人クラス。
Round.1の時より大幅に増えた33名の出場者の中、GUPが最初から入っている特別キットを駆使した戦いが繰り広げられるかと思いきや、
今回優勝したのは2000円以内でフレキ提灯化を実現したナカノ選手!オープンクラスと比較しても遜色ないレベルのスピード域でのバトルが展開されました。

<リザルト>
優勝:ナカノ選手

二位:のむ選手

三位:マサ選手

6.オープンクラス(キッズ・ジュニア・大人 混走)

大人・子どもが混走で争われるオープンクラスは、俗にいう「ぐるぐる形式」で予選スタート。今回は参加人数を合計70名まで増やしたため、A,Bの2つのグループに分け、1位に2回なった方から決勝トーナメント出場権を獲得、各グループ先着12名、計24名が決勝トーナメントを戦って頂きました。
オープンクラス予選を勝ち抜いてきた猛者ばかりのハイレベルな戦いを制したのはのむ選手!!
見事「ヨンクなマン」イラスト化権利をゲットされました!

<リザルト>
優勝:のむ選手

二位:ヨシキ選手

三位:Mr・H選手

他にも多数のイベントを開催

DRAGON GPは「丸一日みんなで楽しんでいただけるレース」をモットーに運営しています。レースの間の待ち時間でも色々と楽しんでいただけるよう、フリー走行コースの設置やマシン展示、さらにはキッズ・ジュニア限定でのジャンケン大会やお菓子の配布などを行いました。

ヨンクな奴ら号・有名コンデレーサーの作品を展示

コンクールデレガンスのマシンと共に会場で展示していたのは、「ヨンクな奴ら」の専務からお預かりした「ヨンクな奴ら号(レース用/コンデレ用)」に加え、運営スタッフのつながりで九州のタミヤ公式大会でのコンデレ入賞常連の「大雅さん」・「TKMTさん」に協力いただき、お二人のコンデレマシンを展示、さらにはDRAGON GPスタッフのタマオ氏とおかけん氏のコラボマシンまで、豪華なゲスト展示となりました。
ミニ四駆の雑誌やWEBなどに掲載されていた有名マシンが生でこんなにたくさん見られるのは、近畿圏ではなかなか無い貴重な機会だと思います!

フリー走行コース

Round.1では、いわゆる「パチ四駆サーキット」と呼ばれるアリイ社の「大回転ウルトラ四駆サーキット」、および定番のタミヤ社ジャパンカップジュニアサーキット(以下:JCJC)を1セットずつ設置していましたが、今回はタミヤ製2レーンシングルループチェンジャーを設置。レーンチェンジ部で衝突する危険がなくなりました。こちらも前回同様、大人に大人気!

またワイルドクラスのレースで使用するワイルド用コースを常時開放していたところ、非常に多くのお子さん達に遊んでもらえました。ずっとそこに張り付いて遊び続ける子も多数おり、コースを作成したスタッフにとっても「作り手冥利に尽きる」結果になりました。

ジャンケン大会(キッズ・ジュニア)

キッズ・ジュニアを対象にしたジャンケン大会を開催!全国からDRAGON GPに寄付などでご提供いただいたさまざまな豪華賞品をめぐって、熱いじゃんけんバトルが繰り広げられました!
ちょっと(かなり)レアなパーツなども賞品として用意され、6人の子供たちにパーツやキットをプレゼントしました。

お菓子・プール無料券の配布

「参加賞として子どもたちに配ってあげて!」と協賛品として頂いていたお菓子を、キッズ・ジュニアの参加者に配らせて頂きました。やはりお菓子は子どもたちには鉄板の人気アイテムですね!
また、奈良県内のとあるプール経営会社の方から、子供無料券を頂きましたので、お子さんおひとりにつき1枚配布させて頂きました。今夏のプールオープン期間中に使用可能です。

主催:龍よりご挨拶

2017年10年末から企画をスタートしたこのDRAGON GP。2018年2月4日(日)のRd.1<Winter>から約100日、2018年5年20日、当初の予定を上回る参加を頂き、DRAGON GP Rd.2 <SPRING>を無事開催することができました。これも物理的、精神的に応援頂いている方々のおかげです。この場を借りてお礼申し上げます。

今回のRound.2開催にあたり、参加してくれた人に楽しんでもらう企画をさらに増やしたい!ということで、Round.1で開催した複数クラスでのレース以外にも仕掛けを用意しました。

第一に『ヨンクな奴ら』とのコラボ。
運営メンバーの一人が『ヨンクなマン』化されたご縁とコミュ力の高さを発揮してくれた結果、2回目にしてビッグネームとのコラボが決定。メンバーから報告を聞いたときは何が起きているのかよくわかりませんでした(笑)
専務さんのご厚意で、『ヨンクなマン』化してもらえる権利、バッヂ、コラボステッカー等を頂けることになり。これだけでも凄いのに、送って頂いた荷物を開封すると・・・巨大な横断幕やオリジナルコラボデザインロゴのサイン色紙、セッティング用ゲージまで!あまりのことに驚愕しましたが、これは盛り上がること必至。会場に貼らせて頂きましたが、雰囲気がガラリと変わりました。
また、コラボ開催ということで始球式ならぬ始走式を行いました。専務さんからお借りした『ヨンクな奴ら』号とDRAGON GPのMC二人がこの日のために作ってきたマシンによる模擬レース。結果はヨンクな奴ら号の勝利!
盛り上がる幕開けとなりました。専務さん本当にありがとうございました。

第二にコンデレの開催。
Round.1で展示していた運営メンバーのマシンを見て「こんな楽しみ方もあるんだ」と言って頂けたことや、関西ではあまり店舗コンデレ等も行われていないことから、多くの方に新たな楽しみ方を示すべく開催を決定しました。事前アンケートでは回答71票のうち、半数がコンデレ参加に前向きとのことでしたが、実際に出展頂けるのがどれくらいの数になるのか不安はありました。・・・が!その不安をよそに、当日の出展数はなんと合計17台。しかもどれもハイレベルな作品ばかり。DGP賞はスタッフ投票で決めたのですが、なかなか票が割れました(笑)
そして、ゲスト展示マシンとして、九州大会コンデレ受賞の常連、大雅さんとTKMTさんのマシンをお借りして展示できることに。近畿圏で九州大会の受賞マシンを生で見られる機会なんて普通なら考えられません・・・。

第三にワイルドクラス。
レーサータイプのミニ四駆はコース常設されているお店が点在していて、比較的走らせやすい環境にあります。ですが、ワイルドミニ四駆を走らせられる環境は?というと、もうほとんど無いと思います。田舎者の自分が子供の頃は野山で走らせて遊んでいましたが、今の子供は走らせる環境が無いのではないか。お店で見かけて興味を持っても走らせられないのではつまらないよね・・・というところから、ワイルドで遊べる場所を作ろう、それならいっそワイルドのレースも開催してしまおう!となりました。
自分の子供たちとリビングで障害物レースをしていても盛り上がるくらいだし、専用コース作って悪路を走破したり、山を登ったり下ったりしたら、すごく盛り上がるんじゃないかな?そういう漠然とした手ごたえは感じていました。
そして当日、その予想を遥かに上回る大人気。小さなお子さんが楽しそうに何度も何度も走らせているのは本当に胸が熱かったです。

このように、もっと楽しんで行って欲しい!あれもやりたい!これもやりたい!と詰め込んでいった結果、かなりタイトな時間設定になってしまいました・・・。
時間の都合でワイルドクラスとコンデレの出展作品紹介が同時になってしまったことで、ゴチャゴチャしてしまったこと。せっかく出展頂いたのに、申し訳ないことをしてしまいました。
また、受付開始までの間、また受付の列に並んで頂いている時間が長くなってしまったことは今回の大きな反省点です。本当に申し訳ありませんでした。
参加人数やレースクラス、レースの回し方など運用面も見直しつつ、より楽しめる、快適に遊べるよう改善していく予定です。

次回は9月ごろに開催できればいいなと思っています。
(会場確保できれば、という前提がどうしても付きまとってしまうのですが・・・)
次回もまたよろしくお願いいたします。

DRAGON GP 主催 龍